2020年6月11日木曜日

発芽の条件(その後)

  給食も始まり、自分たちで観察を続けることができるようになりました。その後の様子についてお知らせします。
 ラップをして空気に触れないようにしたカップの種子は発芽せずに、水が濁っていきました。その後、班ごとに実験してみたら、8班のうち、ひとつの班だけが発芽しかけましたが、そのまま止まってしまいました。やはり、発芽に空気は必要だと思われるという結論になりました。
 また、温度が関係しているかどうか調べるため、室温と理科室の冷蔵庫の中に置いたものとで比べてみました。扉を閉めると電気が消える冷蔵庫と条件をそろえるため、室温の方には箱をかぶせて暗くしました。室温の方は発芽しましたが、冷蔵庫の方は状態が変わりませんでした。発芽には温度も関係していて、ちょうどよい温度があるのだと思われました。また、暗くしても発芽したことから、日光は発芽には関係ないとも考えられました。
 今までの実験から、発芽には水、空気、発芽に適した温度が必要だということが分かりました。
 ジメジメし始めたこの時期、学校で履いているシューズの中は、雑菌が増えるのに適した温度や水分、空気があるということで、発芽の条件とも似ているねという話題にもなりました。ぜひ、毎週洗ってくださいね。
 発芽したカップの種子は、今後の実験のためにもう少し育てていきます。